前回のコラムで‘基礎代謝’について書きましたが、より詳しく書きたいと思います。
【基礎代謝とは?】
何もしていなくても、生命維持活動(呼吸や心臓などの内臓を動かすこと)で消費されるエネルギーのことで、基礎代謝が高い方は、太りにくい体質と言えます。
筋肉量と基礎代謝は比例して増減します。また基礎代謝量は通常10代をピークにして、年齢を重ねることに低下します。
基礎代謝は、1日に消費されるカロリーの約7割をしめていると言われています。
ですから、基礎代謝が高いほど、何もしていなくてもエネルギーの消費が活発に行われ、太りにくい身体になります。
基礎代謝が落ちてしまうと太りやすくなるだけではなく、エネルギー効率が悪くなってしまいますので、疲れやすくなります。
【基礎代謝量の算出方法】
前回、お教えした方法や男女や年齢によっても異なるので、
『ハリスーベネディクトの式』という計算方法もあります。
【ハリスーベネディクトの式(日本人)】
男性 :【66+13.7×体重(kg)+5.0×身長(cm)-6.8×年齢】
(例) 年齢30歳 身長170cm 体重60kg
66+13.7×60+5.0×170-6.8×30 = 1534kcal
女性:【665.1+9.6×体重(kg)+1.7×身長(cm)-7.0×年齢】
(例) 年齢25歳 身長160cm 体重50kg
665.1+9.6×50+1.7×160-7.0×25 = 1242.1kcal