『3つの筋肉の鍛え方②』

②白い筋肉(速筋)

白い筋肉は、前回、ご説明したように瞬発的に強い力を発揮させる筋肉で、高強度の運動をすることによって筋繊維を肥大させることができます。短時間で大きな負荷を筋肉にかけることです。

 

なので、白い筋肉を鍛えるには「高負荷で低回数」の運動が有効で、短距離走やジャンプ、腕立てやスクワットなどの高強度のトレーニングを行う。

 

最大で反復できる回数を10回程度の負荷で鍛えるのが最適だと言われています。重さを追求するのも大切ですが、同時にスピードも可能な限り素早くして鍛えるのが大切です。

白い筋肉は、運動の際に体内の糖をエネルギーとして使用し、酸素を利用せずに素早くエネルギーを生み出すことに優れています。

そのため酸素と結合しないとエネルギーとして脂肪を燃焼しないジョギングなどの持久力を必要とする運動には不向きなのです。

 

 

赤い筋肉は、日常生活を続けていれば落ちにくいのですが、白い筋肉は筋力トレーニングをしないと減っていきます。若い時には、カラダを動かす機会も多く、素早く動き、重い物を持つなど、筋肉を使う機会も多くなっていますが、年齢とともにその機会が減って行くと白い筋肉は減っていきます。